MacBookユーザーの皆さんにとって必要不可欠なUSB-Cハブ。チップの名前にProやMaxがついていないベーシックなモデルを使っている場合、画面を複数枚出力したい時はDisplayLinkが搭載されたハブを使うのがほぼ必須になりますが、今回はそんなMacBookとDisplayLink対応ハブを組み合わせて使っている人向けのお話。
単刀直入にいいます。最近サブモニターめっちゃ固まりません?
ドッキングステーションの電源を入れ直すと一時的には治るものの、またすぐに固まって動かなくなって…を何回も繰り返すみたいな。
この記事ではDisplayLink対応ハブを介して接続したモニターが頻繁に固まって落ちてしまう原因や解決策をご紹介します。
DisplayLink対応ドッキングステーションについて
M1 M2 M3 M4などのチップが搭載されたMacBookを使用していて、外部モニターに映像を複数枚出力したい場合、パソコン側が処理落ちなどを懸念して出力を制限している為規定の枚数より多く接続すると画面が映りません。
そんな時に使えるのがDisplayLinkというチップで、このチップが搭載されているUSB-Cハブやドッキングステーションを使うと外部に出力したメインモニター以外のディスプレイの映像処理をDisplayLinkのチップがやってくれるので裏技的に何枚でも画面を出力できちゃいます。

Mac以外にもスペックが低いWindowsPCに接続して複数枚出力した時の処理を分担させることもできるよ。
ただ、ミラーリングの機能を応用した機能なのでDVDが映らなかったりアマプラやネトフリが音しか聞けなかったりと一部制限がありますが、YouTubeを見たり普通のパソコン作業であれば問題なく使用できます。
DisplayLink対応ドッキングステーションのレビュー記事




なぜか画面だけ落ちる


DisplayLink対応ドッキングステーションというとちょっと特殊な機械のように感じますが、ぶっちゃけUSB-Cハブに映像処理のチップを追加しただけのもので意外と作り自体は他のハブと変わりません。
僕が出くわした不具合はUSBはしっかり認識しているのにサブモニターだけ頻繁にフリーズするという現象。
HDMIケーブルを刺し直したりドッキングステーションの電源を入れ直すと一時的に治るものの、またすぐに画面が固まってしまう、そんな感じ。
ということは映像出力のなにかに原因がありそうですよね。
ドッキングステーションの仕組みとパソコンの仕様をみてみる


これは筆者が使っているBenQのDP1310というDisplayLink対応のドッキングステーションです。


いっぱい端子があってややこしいですが、僕の場合は1番右のUSB-C inにMacBook Airを繋げて、外部ディスプレイ①をHDMI2.1 OUT1に接続し外部ディスプレイ②をHDMI2に接続することでMacをクラムシェルモードにしてデュアルモニターにして使用しています。
ここで気にするのが、どこの端子に接続したモニターがフリーズしているのかという所。
僕の場合はHDMI2に繋げたモニターが頻繁にフリーズしていました。
僕が使っているM1 MacBook Airは仕様上、外部ディスプレイの接続が1枚までしか出来ないというのもありおそらくコレはDisplayLinkがうまく機能していないのではないかと考えました。
DisplayLinkを使うには専用のソフトが必要。つまりソフトが悪さを…?


はい、もうオチです。
DisplayLinkが搭載されているドッキングステーションはただパソコンと接続しただけではハブとしてしか機能しません。つまりDisplayLinkの機能を使って画面を複数枚出力したい場合は専用のソフトをインストールする必要があります。
ここからダウンロードできます
ただ、このソフトにはアップデートがあってパソコンのバージョンにネイティブ対応するように定期的に最新バージョンが公開されています。
パソコンのバージョンとDisplayLinkのバージョンを共に最新にしていれば特に問題はありませんが、どちらかだけアップデートしていたりするとうまく動作が噛み合わずにクラッシュしてしまう恐れがあるので、画面が頻繁にフリーズする方は一度DisplayLinkが最新バージョンになっているかを確認してみてください。
ここから確認できるよ
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