こんにちは、みずまるです。
今回はPCをマニアックに使うコアな方向けのお話。
新しく自作PCをしたり、Cドライブを新品にしたときなどWindowsを新しくいれる場面ってたまにあると思うんですけど、そんなときは基本的にインストール用のディスクを使ったりUSBメモリでインストールメディアを作ったりすると思います。
ただ、今使っているパソコンが急に壊れたときなどすぐに復旧したいけど専用のディスクがなければUSBメモリなんてもってねぇってとき大ピンチですよね。
手元にインストールに使えそうなのがSDカードしかないってときなんかは困ったもんです。(実体験)
わざわざUSBメモリ買いに行くのもめんどくさいしSDカードでどうにかならんかなって試行錯誤してたんですけど案外普通にできたのでこの記事ではSDカードでWindows11をPCにインストールする方法を解説していこうと思います。

めっちゃ簡単だよ~~~15分もあればできる!
SDカードを使ってWindowsOSをインストールする方法
win11にアップデートできないときはクリーンインストールしちゃえば解決するかも
・Windowsが動くPC
・SDカード(microSDカードでも可)※8GB以上を推奨
・SDカードリーダー(microSDカードを使うなら対応のものを用意しよう)
筆者がSDカードを使ってWindowsをインストールしようと思ったきっかけ


読まなくても手順に支障はないので急いでいる人は次の見出しへどうぞ。
僕はもともと使っている自作PCをWin10のまま使っていたのですが、そろそろサポートが終了するとのことだったので設定のWindowsアップデートから更新しようとしていました。
Win10から11にアップデートしたことがある方ならわかるかもしれませんが、自分のPCがWin11に対応しているかしらべる「PC正常性チェック」というソフトがあり、そのソフトを使うことによってそのままWin11にアップデートできるのか?や、もしできない場合は何が原因なのかを追求してくれます。
自分の場合は「このPCは現在、Windows11システム条件を満たしていません。」と表示されてしまい、原因は「セキュアブートを有効にする必要があります」と書かれていました。


本来はBIOS上でセキュアブートの項目をAvailableに変更すればこの問題は解決するのですが、僕の場合BIOSをいじっても解決せずその他をいじっても解消する気配がなく、たまたまCドライブの容量も限界が来そうだったので別のM.2 SSDに換装してそこに新しくWin11を入れて見ることにしました。
そこで必要になるのがWindows11のインストールメディア。もともと使っていたのがWin10だったので11用のディスクがない為新しくメディアを作成する必要があります。
ただ、家にはUSBメモリなんてない。
こまったなぁ。あ、SDカードならあるやんけ。これでどうにかならんかな。と思ったのがきっかけです。
「SDカード Windowsインストールメディア」とかで調べてみるとそれらしきやり方がいくつか乗っていたのですが結構難しく書かれていたのでもっと簡単に解説してみようと思います。備忘録も兼ねてね。
SDカードを使ってWindows11のインストールメディアを作成しよう
今回はSDカードを使ってWin11のインストールメディアを作成し、Cドライブにインストールするところまで解説していきます。
①WindowsPCとSDカードを用意しよう
WindowsPCはSDカードにメディアを入れる際に一度フォーマットし、ファイルシステムをNTFSにする必要があるので必ず必要になります。(Macでもできなくはないですが、場合によってはできない場合があります)



Windowsのバージョンはなんでも大丈夫だよ!
SDカードは8GB以上のものであれば何でも大丈夫です!専用のSDカードリーダーがあればmicroSDカードでもいけます!
②公式サイトからWindows11用のメディア作成ツールをダウンロードしよう
まず以下のリンクにアクセスしてWindows11用のメディア作成ツールをダウンロードしてください。
ダウンロード先はSDカード以外であればどこでも大丈夫です。


ちなみにこのダウンロードしたやつをそのままSDカードに入れてもWindowsはインストールできないので注意してください。
③メディア作成ツールを実行して自分の環境にあってメディアを作成しよう
ダウンロードしたexeファイルを開くと以下のような項目が出てくるので同意して先に進んでください。


次に言語とエディションを選ぶ画面が出てくるので自分の環境にあったものを選択してください。


本来であればエディションの項目にHomeやPro、enterpriseの項目が出てくると思うので現在のWindowsPCで使っているエディションと同じものを選択してください。
次に使用するメディアを選ぶ項目が出てくるのでUSBフラッシュドライブを選択してください。


使用するのはSDカードですがUSBフラッシュドライブで大丈夫です。
次へを押すと使用するドライブを選択する項目が出てくるので使用したいSDカードをパソコンに差し込んで選択してください。


あとは画面に沿って「次へ」をポンポン押していけばインストールメディアは完成です!


SDカードを使用してCドライブにWindows11をインストールしよう


ここからの作業は使っているパソコンのマザーボードや記憶媒体のメーカーによって表示画面が変わってくるので参考程度にご紹介します。
SDカードをパソコンに刺そう
パソコンの電源を入れる前にSDカードをパソコンに刺しておきましょう。
パソコン本体にSDカードリーダーがあれば直挿し。ない場合はカードリーダーをかましてパソコンのUSBポートに差しましょう。デスクトップ型のパソコンを使っている方はパソコン本体のフロント側のUSBポートではなく本体裏側、マザーボード側のUSB端子に刺しましょう。
筆者の環境ではフロント側のUSBポートでも大丈夫でしたが、環境によっては認識しない可能性があるので確実に認識する裏面に刺したほうが安全です。
BIOS上で起動ディスクを選択しよう


パソコンの電源をいれると最初にマザーボードのメーカーロゴが出てくるので、各マザボに対応したキーを押してブートメニューに入ってください。
メーカー別ブートメニューに入る方法
・ASRock、MSI、NZXT→F11
・ASUS→電源を入れたあとF2を連打。BIOSが表示されたらF8
・GIGABYTE→F12
ブートメニューに入れるとこのような画面になります。


上の画像上では筆者が色々刺しすぎてるせいでごちゃごちゃしていますが、インストールメディアが入っているSDカードを選択してEnter Setupを押してください。(多分UEFIなんたらって出ていると思います。)
使っているSDカードリーダーが色んなタイプのカードを刺せるタイプのものだとGeneric MassStorageClsassXXXXとたくさん出てきてしまいますが気にしなくて大丈夫です。極稀にSDカードを刺しているのに全部Generic MassStorageClsassXXXXと表記されてしまう場合がありますがその場合は上から全部選択していけば正解にたどり着くと思います。



カードリーダーの空きスロットのデバイスを選択してしまってもまたブートメニューに戻ってくるだけなので大丈夫!
うまくいかないときはDドライブなど別で使っている記憶媒体のSATAケーブルをマザーボードから外しておくといいかもしれません。
言語を選択しよう


SDカードを選択できると画面が紫になりWindows11セットアップの画面が開きます。
最初に言語設定が出てくるので自分の環境にあったものを選択しましょう。
キーボード設定を選択しよう


次にキーボードの入力設定をしましょう。
キーボードの種類の項目がデフォルトだとPC/AT拡張キーボード(101/102キー)になっていますが、これは一般的に言う英字配列用なので日本語配列のキーボードを使っている方は下の日本語キーボード(106/109キー)を選択しておきましょう。



設定から後で変更することもできるよ
セットアップオプションの選択をしよう


この項目では、今使っているCドライブをクリーンインストールしたい方、新しいCドライブに換装したい方はWindows11のインストールを選択し、現状のパソコンでブルースクリーンが多発するなど修復したい場合はPCを修復するを選択してください。
プロダクトキーを入力しよう


このプロダクトキーはこれまで使っていたパソコンに紐づいていたものを入力してください。
マイクロソフトストア上でライセンスを購入している場合や現状でライセンスキーがわからない場合はウィンドウ右下のプロダクトキーがありませんを押して進んでください。
イメージを選択しよう


ここで言うイメージとはwindows11のグレードみたいなものです。
windows10のときに使っていたイメージと同じものを選択してください。
※Edudationは会社向けOSなので基本は使用しません。
Windows11をインストールする場所を選択しよう


次に新しくCドライブとして使いたい記憶媒体を選択してください。
選択したドライブによってはフォーマットが必要になることがあるので画面の指示に従って進めてください。
選択して次を押すとWindowsのインストールが始まります。
(完了まで10~30分程度かかります。)
Windows11の設定をしよう
インストールが完了したら自動的にWindows11が起動し初期設定が始まります。画面に沿って進めてください。
ライセンス認証、必要なドライバーをインストールしよう
先程の設定途中にライセンス認証をスキップした方はスタート→設定からライセンス認証しましょう。
次に必要なドライバーをインストールしましょう。最近のWindowsはよくできているので設定のWindowsアップデートから必要なドライバーを全部ダウンロードできるので一括ダウンロードしておきましょう。
これでインストールは完了です!
今回は以上です!
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