皆さん、キーボードのキーキャップって別売りのものに変更できるって知ってましたか?!
普段普通にパソコン作業をする際にキーボードで文字を打っていて「あ~キーキャップ交換したいなぁ~」ってなることはまずないと思うんですけど、実はキーキャップの単体販売というものがあって好みのものに付け替えることが可能です。
全てのキーボードに全てのキーキャップを取り付けられるわけではないんですけど、対応した配列とスイッチのタイプを見極めれば今使っているキーボードを更におしゃれにドレスアップすることが出来ちゃいます。
実は過去にRazer製のゲーミングキーボードとHHKBのキーキャップを交換する記事を投稿したことがあるんですけど、最近また新しいキーボードを手にしたのでこの記事では1つテーマを決めてキーボードをカスタマイズしてみようと思います。
そのテーマは…
昔のAppleをイメージしたシンプルなキーボード
昔のAppleをイメージした
シンプルなキーボード
昔のMacのようなちょっと古めかしい雰囲気かつ無印良品を彷彿とさせるようなシンプルなキーボードに仕立ててみようと思います。
- 今あなたが使っているキーボードと別売りのキーキャップの相性について
- キーキャップ換装に必要なパーツや工具について
- キーキャップを交換することによる使用感の変化について

気になる項目をタップすると見出しにジャンプできるよ!
この作業に使う道具一覧!
今回筆者はTemuで購入していますが、遊舎工房やKBDfansなどの専門店やAmazonなどでも似たようなやつが売っています。 調べ方がわからない人は「Cherry MX Profile White Keycaps」などで調べてみよう!





Amazonで買えるやつだとコレがおすすめ!
キーキャップ交換の記事はこちら
キーボードとキーキャップの相性問題について


まずはキーボードとキーキャップの相性について知っておこう。
そんな事知っとるわ!という博識の方は次の見出しへ進んでください。
一概にキーボードといっても色んな種類がありますよね。キーキャップを交換する際に重要なのは以下の2点。
- スイッチの種類
- 配列の種類
実は市販されているキーキャップはどのキーボードでも付けられるわけではなく相性というものがあります。
コレを知らないで買ってしまうと装着できずに無駄になってしまうかも。。。
ということでそれぞれざっくり紹介していきます。
スイッチの種類


キーボードのスイッチはカテゴリー分けすると上のような4種類に分類されます。
ですが、基本的に販売されているキーキャップの殆どがメカニカルスイッチ用のもので中心のプラスマークにすっぽりとハマるように出来ています。
メカニカルスイッチは別名CherryMX互換なんて呼ばれていたりしますが、もともとこのスイッチの特許はCherry社が所有していたことが由来で、現在は特許が切れたことから様々な会社が製造しています。スイッチ単体の見た目が箱っぽい見た目をしていることから総称してBOX Switchと括られていることもありますが、これらは全て同じものです。
付けてみたいキーキャップを購入する前にまずは今使っているキーボードがメカニカルスイッチなのかを確認しておきましょう。キーキャップを外してみてスイッチの中心にプラスのマークのようなものがあればokです。



ちなみにメカニカルスイッチにはロープロファイルと言う薄型のスイッチもあるので注意しよう!
静電容量無接点スイッチの交換用キーキャップもあることにはあるんですけど、そのほとんどが東プレやPFUの純正品で他社製のものはグループバイだったりと入手性はあまり良くありません。
※グループバイは購入者を募ってまとめて発注するやつ
メカニカルスイッチと静電容量無接点はそもそも形状がぜんぜん違うので互換性はありませんが、スイッチの中身を分解してスライダーというパーツを交換することによって、メカニカルスイッチ用のキーキャップを取り付けられるようにすることも可能です。
一度分解をしないといけないので保証を受けられなくなってしまいますが、やってみると結構面白いのでおすすめです。詳しくは以下の記事で紹介しているのでよろしければ是非。
配列の種類
スイッチの種類が分かったら次は配列の種類について知っておきましょう。
キーボードは様々な言語の入力に対応するように結構な種類の配列があります。日本での使用率が高いのはJIS配列とUS配列の2つ。わかりやすくいうとJIS配列は日本語の入力に特化した配列でUS配列は英語の入力に特化したものです。
画像で見比べてみるとこんな感じ




これはLogicoolのMX Keys miniというキーボードなんですけど、2枚の画像を比較してみると形自体は似ているものの、印字がそもそも違ったりキーボードの右側に関しては形自体が違います。
ぶっちゃけた話、英字用のキーキャップを日本語配列のキーボードに取り付けることは出来なくもないですが、上のようなキーの形状が違うものが多いので無理やり付けるとこんな感じになってしまいます。


対応してないキーはそのまま使うことになってしまい、キーキャップが混在してちょっと残念な見た目になってしまうのでなるべく今使っているキーボードの配列にあったキーキャップを用意したほうが吉かもしれません。
最近はJIS配列用のキーキャップが増えてきているものの、基本的にはUS配列のものがほとんどを占めているので、購入する前に自分のキーボードは何配列なのか?欲しいキーキャップは何配列用なのか?をしっかり調べておきましょう。
キーキャップを交換していこう


さあ事前の知識も備わったところで実際にキーキャップを交換していきましょう。
今回使用するキーボードはEPOMAKER×AULA F75というモデル。
こいつ1万円台で無線接続が出来てホットスワップにも対応しててライティング機能もあるっていうコスパがぶっ壊れている機種なんですけど、HHKBユーザーの僕が一瞬で乗り換えるぐらいマジでオススメなモデル。


このキーボード、正直レビュー用になんとなく買ったモデルだったんですけどあまりにも使い心地が良くて魅力を解説する記事をいくつか作っています。よろしければそちらも合わせてどうぞ。
今回使うキーキャップはコレ
今回のテーマが「昔のAppleをイメージしたシンプルなキーボード」ということで「昔のiMacに付属してきた白いキーボード」と「無印良品においてありそうだなぁ」を融合したようなものを連想してキーキャップを選んでみました。
キーキャップ Apple-style minimalist white theme keycap set






印字が旧Apple製キーボードみたいになっているものを選んでみました。全体的に白を基調としていて全体的に丸っこいのが非常に可愛らしい。
今回筆者はtemuで購入して3,000円ほどだったんですけど、海外発送だったのにもかかわらずほとんど損傷もなく届きました。
temuで買い物するのちょっと怖いかも…という方はAmazonに白基調のシンプルめなキーキャップがいくつかあるのでそちらを選んでみると似たものが作れると思います!


escキー用 Macintosh風マスコット




外箱からすでに可愛い雰囲気を醸しているこの子はキーボードの左上にあるエスケープキーにつけるマスコットです。
マスコットと言っても押し込むとちゃんとキーキャップとしても使えるやつ。


めちゃかわいい。
Macintoshの方をescにつけてマウスとキーボードが乗っかっている方をTabキーにつけることで使うことが出来ます。


ちなみにこのミニキーボードはマグネットでくっついてるので、パソコンの頭の上にくっつけておくことも出来ます。
見た目的にはTabキーの上に合ったほうが可愛く見えるんですけど、実際使ってみると指でふっとばしちゃうことが多々あったので基本的にはこのスタイルがいいかなと思います。


このMacintoshくん、顔が外れます。こちらもマグネットになっているので簡単に外せます。


付属のこのシートを取り付けることで好みの顔にすることが可能。




helloもかわいいなぁって思ったんですけどここはシンプルにfinderのアイコンのシートを選択。
こっちはAmazonで同じものが売ってます


キーキャップを交換するうえでの注意点


キーキャップを交換する際は一度今ついているキーキャップをすべて外してから取り付けることになるんですけど、その際素手で外すのはやめましょう。
キーが破損したり手を怪我してしまう恐れがあるので必ずキーキャッププラーというものを使用しましょう。
上の画像に映っているものは、上がF75に付属してくるもので下が今回使うキーキャップに付属してくるものです。基本的にはキーボードやキーキャップを交換した時に付属してくることが多いですが、仮に付いてこなかった場合はAmazonで700円ぐらいで売っているので合わせて購入しましょう。


キーキャップを交換した結果


めーっちゃ白い!かわいい!!


escのMacintoshくんはこんな感じ。めちゃかわ。ちなみにこのMacintoshくんは内側が透明のプラスチックで出来ているので、キーボードのバックライトを透過することが出来ます。


約一週間ほど使ってみたんですけど、やはりtabキーの上に載っているミニキーボードはタイピングしている最中に指がぶつかって飛んでいってしまうことが何回か合ったのでMacintoshくんの上に置いておくほうがいいかもしれません。


F75は右端に操作キーが4つ並んでいるんですけど、筆者の場合全く使わないので可愛らしいキーをはめてみました。コレもかわいい。
キーの形状について


この画像はキーキャップを側面から見た図です。
キーキャップをデフォルトのやつから交換して一週間ほど使ってみたんですけど、なんとなく打鍵感に違和感を感じたんですよね。打ちにくいわけではないんですけどちょっとミスタイプが増えたというか。
色々調べてみたところ、キーキャップの形状にもプロファイルというものがあるらしく、メカニカルスイッチのキーキャップは上の画像のCHERRYまたはOEMのように列によって高さが異なるものが取り付けられていることが多いようです。


角度的にちょっとわかりにくいかもしれませんが、デフォルトのキーキャップだとキーボードの筐体が傾いていてもキーキャップは地面と平行になっていて、列ごとにちょっとだけ高さが違っています。
今回購入したキーキャップを取り付けた状態で横から見てみるとこんな感じ。


列ごとの高さが全部同じで段差がありません。先程はキーキャップの表面が地面と平行だったのに対し、こちらはキーボードと並行になっているのが分かると思います。



MOAプロファイルというらしい
キーの高さはデフォルトのやつとそこまで変わらないものの、キーキャップの表面が真上ではなく自分の方に向かって斜めになっているので体感キーの一が低く感じます。
慣れればそこまで違和感を感じなくなるんですけど、最初はちょっとだけ手が疲れるかもしれません。
打鍵感、打鍵音の変化
キースイッチを交換しているわけではないので打ち心地が変わるわけではありませんが、打鍵音に関してはデフォルトのものと比べるとカンカンという高い音が減ってコトコトというような音のイメージに変わりました。
こっちがデフォルト
こっちが交換後
ヘッドホンをして聞いてみるとわかりやすいかもしれません。
(息の音が荒くてすみません)
キーの高さが変わった分文字を打つ強さが変わった影響の可能性もありますがほんの少しだけ音の違いを感じました。
まとめ


今回は「昔のAppleをイメージしたシンプルなキーボード」というテーマのもと、キーキャップを換装してみました。
最後におさらいとしてキーキャップを交換するうえで注意しないといけない点は以下の2つ。
- スイッチの種類
- 配列
交換用のキーキャップはほとんどがメカニカルスイッチ用で英字配列向けに作られています。
数が少ないですが中には日本語配列向けのものもありますが、購入前に自分のキーボードとマッチしているかしっかりと調べる必要があります。
また同じ英字配列でもエンターキーやスペースキーなどが特殊なサイズになっているものもあるのでしっかりと下調べをしておくことをおすすめします。



キーキャップのサイズは「U」というサイズで表記されているよ!
Aキーの大きさが基軸の1Uになるのでそれからどれぐらいの大きさになるかで数値が変化する感じ。ちなみにF75のスペースキーは6.25U。
心配な方はキーボードのモデル名+キーサイズなどで調べてみるといいかも。
またキーキャップ換装後の変化に関して強いていうならば打鍵音の変化。
基本的にスイッチを交換しているわけではないので打ち心地がまるっきり変わることはありませんが、多少打鍵音が変わることがあります。慣れてしまえば違いなんてわかんない程度には馴染みますが、最初はちょっと気になるかも
以上の点を踏まえてみなさんもキーキャップ交換にチャレンジしてみてください!
この記事以外にもキーボード、キーキャップ関連の記事をいくつか投稿しているので、気になるやつがあったら見ていってくださいね!
コメント