ガジェットオタクを数年やってるとほとんどの人が行き着く静電容量無接点のキーボード。
静電容量無接点のキーボードと言えばリアルフォースやHHKBなどがありますが、SNSでよく見かけるおしゃれなデスクを見漁っているとHHKBを使っている人がもうめちゃくちゃいっぱいいるんですよ。
そんなおしゃれな先輩たちに憧れて僕も数ヶ月前にHHKBの墨(黒色モデル)を購入して「いや~めっちゃ打ちやし~~~~」と満足げに使っていたんですけど、1つだけどうしても解決できないストレスがあって、キーの印字がクッソ見づらいんですよ💢
HHKBのカラーって何種類かあって全部真っ黒の「墨」、昔ながらの定番カラーの「白」、全部真っ白の「雪」の三色があるんですけど、白と雪は白ベースに黒印字なのに対して墨は黒ベースに黒印字なのでまじで文字が見えません。

正直デザインに惚れて買ったところがあったので最初は「おしゃれは我慢っていうしなぁ」なんて思っていたんですけど、あまりにもミスタイプが多すぎてイライラしてきてしまったので思い切ってキーキャップを交換してみることにしました。
- HHKBの墨モデルってなんでこんなに印字が見にくいんだ💢
- キースイッチの構造にはいくつか種類がある!
- 静電容量無接点スイッチ用のキーキャップってマジで種類がすくない
- 雪モデルのキーキャップを取り付けてみる

気になる項目をタップすると見出しにジャンプできるよ!
今回購入したキーキャップ
とにかくキーキャップの印字が見づらすぎる


HHKBの墨って見た目にすごい高級感があるのでデスクにあるだけでオシャレLvが25ぐらい上がる上に、配列も効率を究極まで追求しているので効率Lvも30ぐらい上がるんですけど、とにかくキートップの印字の視認性が悪すぎて視認Lvで言うと-60ぐらいです。
といっても全く見えないわけではなく、窓から入る日の光や部屋の照明である程度明るさがあるとそこまで問題はないんですけど、夕方や天気が悪い日などの微妙な明るさだともうとにかく見づらいです。
照明つければいいじゃんって話だと思うんですけど、デスクの照明をつけてしまうとキーキャップ自体がプラスチックなので光が反射してしまい、逆にもっと見えにくくなってしまうんですよね…
そこで、キーキャップ交換するかぁってなったんですけど、ここで引っかかるのがスイッチが静電容量無接点と言うところ。
キーボードのスイッチには種類がたくさんある


キーボードには大きく分けて4つの系統があります。主に
- メカニカルスイッチ(別名Cherry MX互換)
- 静電容量無接点スイッチ
- メンブレンスイッチ
- パンタグラフスイッチ
ざっくり分けるとこの分類に分けられており、それぞれ形状が全く違います。
この中で今回ポイントになってくるのが、メカニカルスイッチと静電容量無接点スイッチの二つ。
メカニカルスイッチ(別名Cherry MX互換)


メカニカルスイッチはゲーミングキーボードに多く採用されており、キーキャップをはめるところが十字になっているのが特徴です。
軸系スイッチとも言われており、その名の通りスイッチの中にある軸が中の基盤に接触することで入力を検知しています。
元々十字型の形状はキースイッチを製造しているCherry社(米国)が特許を所持していましたが、特許の期限が切れたことから現在はGateronなどをはじめとしたさまざまな会社が製造しています。
メカニカルスイッチのキーキャップを交換する記事はこちら




静電容量無接点スイッチ


静電容量無接点スイッチはリアルフォースを製造している東プレが特許を取得しており、東プレ以外にも静電容量無接点スイッチを搭載したキーボードはさまざまな会社から出ていますが、スイッチの自体の製造は全て東プレが行なっています。
構造としては名前の通り物理的な接点がなく、キーが押し込まれて電極同士が一定レベルまで接近すると静電容量の変化を認知して入力を検知します。
非常に耐久性に優れており、とても長持ちすることから銀行のATMやレジなどにも採用されています。
実は裏技として静電容量無接点スイッチにメカニカルスイッチ用のキーキャップを取り付ける方法があります。中身を分解しないといけないので多少難易度は上がりますが、スライダーというパーツを交換すれば簡単に取り付けることができるので気になった方は記事を書いていますのでそちらも是非。


キーキャップを交換するという概念と互換性の話
ここにきて今更ですが、キーボードはキーキャップを交換することができます。
つまりキーキャップだけの単体販売があるんです。








これ以外にも遊舎工房や中国のAliExpressなどで調べると山ほどキーキャップが出てきますが、キースイッチの違いの項目でも説明した通りCherry MX互換と静電容量無接点はスイッチの形状が全く違うので互換性が全くありません。
今回はHHKBのキーキャップを交換したいので静電容量無接点互換のキーキャップを探さないといけないんです。
静電容量無接点互換のキーキャップってマジで全然ない


Cherry MX互換のキーキャップは調べるとかっこいいのから可愛いのまで山ほど出てくるんですけど、静電容量無接点互換のキーキャップってマジで全然ないんですよ。
さらに日本語配列に対応しているものってなるとさらに幅は狭まってほぼ純正品しかないといっても過言ではありません。
(日本語配列に関してはCherry MX互換もあまり選択肢はないですが…)
選択肢その1
選択肢その1は純正品をPFUダイレクトから購入することです。
HHKBを販売しているPFUダイレクトからHHKB専用のキーキャップが販売されているので、そこの中から好きな色を購入するのが1番寄り道しないでいいかもしれません。
カラーも本体と同じで「墨」「白」「雪」の3色がありそれぞれ英字配列、日本語配列、無刻印のモデルが用意されています。


選択肢その2
選択肢その2はリアルフォース用のキーキャップを購入することです。
リアルフォースもHHKBも同じ静電容量無接点スイッチなので形状に互換性があるので問題なく取り付けることができます。
こちらの方がカラーバリエーションが多く可愛いデザインにしたい方にはおすすめです。
ただリアルフォース用に設計されているのでスペースのサイズが合わない可能性があります。


といった感じで色々迷った結果筆者はHHKBの純正キートップ「雪」を購入したので一応換装する様子も載せておこうと思います。
HHKB純正キートップ「雪」を購入してみた


と言うことで実際に購入してみました。
外箱には「開封する際には、内容物が飛び散らないように十分ご注意ください。」と書かれています。



もうちょっと大きい撮影ボックス買えばよかった。
キーキャッププラーが付属


箱を開けるとまず最初に簡易的な説明書とキーキャッププラーがお出迎えしてくれます。


キーキャッププラーはキーボードからキーキャップを外す専用の器具で、素手で外そうとすると指を負傷したりキーキャプが破損する恐れがあるので必ずこの器具を使用しましょう。
そんでこの上の段ボールを外すと下にキーキャップ本体g…あっ


上の段ボールを外す際に手に引っ掛かってぐちゃぐちゃになってもうた。。。
外箱に注意しろって書いてあるのにぶちまけかけました。アホ。
本来はちゃんとHHKBの配列順に綺麗に並べられています。
換装前と換装後の違い


あえてPhotoshopで加工していない画像を載せますがマジで印字がみづらすぎるんですよ(n回目
これをHHKB雪のキートップに交換すると


かっ..かわいい..
そして印字もシンプルで良い!


照明を切ってもここまでくっきり見えれれば僕としてもとても満足。
雪モデルは他のモデルとちょっとだけ印字が違う


墨と白モデルは印字が左か左上に寄っているのに対して、雪モデルは中央によって印字されておりフォント自体も細めの書体が採用されており、より見た目に注力したデザインになっています。
HHKBの墨モデルを買ったけどちょっと後悔している方は是非参考にしてみてください!
今回は以上です!
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